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子供向け音楽(NHK)は深い

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「ドコノコノキノコ」という曲、知ってますか?

子供向けとあなどることなかれ

「ドコノコキノコ」という曲、僕は初めて聴きました。
NHK「おかあさんといっしょ」で流れる曲です。

【本家】 ドコノコキノコ 童謡 おかあさんといっしょ| YouTube

(どこかの誰かが画面直撮りアップした動画なので音悪いです)

この曲はロシア民謡風の曲調と不思議な歌詞が特徴で
はじめはゆったり、途中からテンポがどんどん上がり、盛り上がっておしまい、という流れです。

はじめはYou Tubeの二次創作的な、NHKオリジナル音源ではない曲を聞きました。

しかしオリジナル音源を聞いた時にその違いに驚きました。

二次創作、カバー曲などには感じなかった
「アナログ感」「民謡感」「あたたかみ」にあふれていたのです。
以下は自分が感じた特徴3つです。

驚いた特徴1
アナログ感満載のグルーヴで現地(ストリート?酒場?)の空気を感じる

イメージは「ロシア地元のプロ民謡歌手と小規模の音楽隊が街角や酒場などで歌を披露」しているような雰囲気が感じられます。
また、アコーディオン、ラッパ、アコースティックギターなどもいい味出してます。

そしてラストに向かうテンポアップはいい盛り上がりです。
コサックダンスを意識しているんでしょうか。

驚いた特徴2
ボーカル(だいすけお兄さん、たくみお姉さん)の歌い方が
直線的でビブラート一切無しを貫いている

ボーカルが一貫して、まっすぐ、抑揚をほとんどつけず、ビブラートやこぶし、溜め?などの類は一切無しで歌っています。前述のストリート感、地元感を出すための工夫のひとつなのだと思います。あくまで地元の歌手と音楽隊の雰囲気です。

驚いた特徴3
バックの男性コーラス(お兄さんの声?)の男らしい厳つさがストリート・酒場風を増幅させている

「そらには内緒の話だよ」の歌詞のあとに「ンダダンダー」という掛け声が入るのですが、これも雰囲気満載で、荒削りな男性コーラスという雰囲気です。男性3人くらいの現地の男性のコーラスというイメージです。

と、これらの特徴が相まって、
けしてリッチなアレンジでもなければ華があるサウンドでもない、どちらかというと土っぽさが強い雰囲気満載な楽曲が成り立っているんです。

・・・
と、こんな感じでNHKの子供向け番組のうたはとっても作り込まれており、
大人でも聴き応えがある、ルーツミュージックが濃厚に感じられる懐の深い楽曲が多いのです。

そういう聴き方をするのも僕みたいな音楽好きなパパにはおすすめですよ!